めっきり冷えるようになりました。
やはり冷え込みは体にストレスになるのでしょう。
実は週明けから帯状疱疹の患者さんが激増しております。1日に4人みえた日もありました。(まだまだ患者数の少ない当院としてはかなりの割合です、、、、。)

体の抵抗力が落ちたところに、過去に感染して潜んでいた水ぼうそうウイルスが再活性化して帯状疱疹をおこします。

症状の特徴としては、知覚神経支配領域に沿って赤みと水疱が出てくることと、体の半分しか出てこない、ということです。
痛いのも特徴で、痛みは皮膚症状に先行することも多く、整形や脳神経外科にて検査を受けるも原因不明で、痛み止めを飲み始めてしばらくしてから皮膚症状が出てくる、ということもしばしばです。

運動神経麻痺を合併したり(一番有名なのは顔面神経麻痺を伴うラムゼイハント症候群ですが、腹筋、骨格筋麻痺もまれにおこることがあります。)、陰部の帯状疱疹では排尿排便障害、また、髄膜炎をおこしたりすることがあります。神経支配域を超えて発疹が出たりする場合も注意が必要です。重症例は入院加療が必要です。
ただ、たとえ合併症がなくても、一週間は穏やかに(この表現を好んで使用しています。)過ごしていただいた方がよいでしょう。体は休息を欲しています。

痛みは温めると楽になりますので、入浴してください。決して痛いからと言って冷やさないようにしてください。
また、発疹が治った後でも、厄介な神経痛に悩まされることもあります。

発疹がなければ診断はできないのですが、痛みと、水疱を自覚したら、すぐに皮膚科を受診してください。早めの治療が大事です。数個の水疱でも、水疱の内容を調べて巨細胞が確認できれば帯状疱疹と診断可能です。

さっきとは逆の話になりますが、すべての痛みを帯状疱疹と決めつけるのも危険ですので、発疹がない場合は、該当の診療科で、痛い部位の診察も受けるようにしてください。頭、心臓、腰などからの痛みの可能性もあるからです。

抗ウイルス薬は、過量では腎機能障害、精神症状もおこしますので、投与量に十分留意する必要があります。当院では必ず採血データを確認して投与量を決定しています。

写真は無断で引っ張ってくるわけにもいかないので、許可いただけたらのせます。すみません。

2014.11.18

記事カテゴリー:帯状疱疹