粉瘤

皮膚のでき物で、最もポピュラーな物の一つです。
アテロームとも呼ばれます。

治療は切除です。
通常は、腫瘤を被覆する部分の皮膚を紡錘形(木の葉型)に切り、皮下の腫瘤とともに摘出、縫合します。ただし、顔などの目立つ部位ではその傷跡が問題となります。

くりぬき法という方法で摘出することにより、傷を最小限にすることができます。
筒状のメスで、粉瘤のへそを中心に穴をあけ、押し出しつつ周囲の壁を剥離して取り出します。傷は縫わずに、自然にふさぐまで軟膏を塗っていただきます。

にきびの痕程度の傷で摘出することができます。写真は術後1週程度ですが、もっと目立たなくなっていくでしょう。

ただし、すべての粉瘤でできるわけではなくて、

1.化膿したことのないもので、
2.よく動き、
3.皮膚の薄い部分にできた

粉瘤は

くりぬき法が行えます。
足の裏や、頭部にできたものも可能です。

つるりと取れてくるものはまず大丈夫ですが、
わずかでものこると再発することがあります。
もちろんそうならないように頑張りますが、
その点をご理解いただけた方に行っております。

巨大なものや背中、臀部などの皮膚が分厚い部分については
通常の切除を行います。

化膿した粉瘤で来院される方も数多くいらっしゃいます。
感染している状態では、まず感染を治すことが先決です。
内部まで膿んでいる場合は局所麻酔を行い穴をあけ、内部の洗浄を行います。

その時に粉瘤の袋の壁を極力取り出すようにしていますが、だいたいの場合、
すべては取れません。
ゴリゴリとひっかきだすとよいという報告もありますが、
帰宅後の出血の可能性も高くなりますので私は無理には行ってません。

感染が落ち着いたあとに、粉瘤の残存があれば、通常の切除を行います。
(腫れたあとの粉瘤にくりぬきは行えません)


★QandA

Q;健康保険適応ですか?
A;はいそうです。サイズ、部位により手術料は変わります。

Q;その日にできますか?
A;化膿した粉瘤の切開は当日に行いますが、くりぬき法を含めた手術全般については、平日昼の時間帯で、すべて予約にて行っております。

Q;痛みはありますか?
A;麻酔時の注射の痛みは、もちろんですが、あります。術中に痛みが出ればすぐに麻酔の追加を行いますのでご安心ください。

Q;毎日消毒しに通院が必要なんですか?
A;通院は必要ありません。処置の仕方を説明します(簡単です)。
  だいたい1~2週の間で再診していただきます。


〇診療の流れ 手術の場合 

 ●初診時 通常通り受診
  1.診察
  2.手術の説明、同意書作成
  3.術前検査 採血
  4.手術の予約

 ●予約日(手術日)時間予約
  予約時間の5分前を目安にお越しください。
  早すぎますと、スタッフがおりません。
  軟膏(くりぬき法の場合)と抗生剤の内服を処方します。

 ●再診 1~2週後 通常通り受診
  特に問題なければこの日で終了です。

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