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症状・治療方針

まき爪・陥入爪

陥入爪のVHO(ワイヤー矯正)+ 人工爪の例

当院では マチワイヤー矯正、VHO矯正、人工爪など、爪治療に関するほぼすべての治療を網羅しております。また、爪切り指導、自宅処置指導から、手術まで行っております。まき爪、陥入爪につきましては当院へご相談ください。

なんと1年間もの間、陥入し続けていた方です。

肉芽の中に爪が埋まり、通常でしたらフェノール法による手術(保険診療)
をすぐ行ってもよい状態です。
(手術;爪母まで両端を剥離、爪を抜去、フェノールにて爪母を処理)

これは、爪母には手を付けず、ワイヤー矯正、人工爪にて治療した例です。
(保険適応はなく、自費診療となります。)

まず、肉芽の中に埋まった爪を取り除きます。

爪の湾曲の強い方でしたので、矯正を行いながら、コットン法(以前の記事参照)
を行い、爪と周囲肉芽と十分なスペースを作ります。

肉芽を除去し、その後もコットン法を続け、爪の伸びるスペースを確保し、
創部が落ち着いたところで、(ここで矯正ワイヤー脱落、、、)
一気に人工爪を作成、ここまでで約一か月。

その後順調に爪は伸びて治癒しました。

湾曲が強いので、今後も時折矯正が必要かもしれませんが、その後再発なしです。



★VHO矯正、人工爪は自費診療になります。


★VHO矯正のQandA
(ワイヤー矯正、写真はコレクティオですが、現在当院ではすべてVHO矯正を行っております。もちろんご希望があれば選択可能です)

Q;どんな爪でも矯正可能ですか?
A;この方法は、より爪の基部から矯正できるメリットがあります。先端にワイヤーを通す穴をあけられない場合は、本法(VHO矯正)を行います。爪のもろい方は割れてしまう場合もあります。爪が極度に薄い方にはポドフィックスなどが適しています。

Q;治療は痛くないですか?
A;爪の両側にフックをひっかけますので、チクッとしたいたみが一瞬あります。

Q;日常生活の制限はありませんか?
A;特にありません。足先の締め付けのきつい靴は避けてください。

Q;どのぐらいの期間矯正が必要ですか?
A;爪の中ほどに装着しますので、1~2か月はつけたままです。爪の厚み、湾曲の具合によりかなり期間は異なります。矯正が進むと若干外れやすくなります。

Q;矯正をやめると、また爪が巻いてくるのではないですか?
そのような方もいらっしゃいます。ですが、爪が開きますと、足の指から加わる力を
受け止める面積が増えますので、そのまま巻かずに落ち着いていくこともあります。
巻きやすい方は、巻き始めたときに矯正を行う、という治療方針になります。


★人工爪のQandA

Q;まき爪の矯正は可能ですか?
A;基部から人工爪をかぶせ続けると、生え変わるころには矯正されますが、非常に長期間かかります。爪甲こうわん症などではこのようにして矯正を試みますが、まき爪に関しては他の矯正をお勧めしています。

Q;人工爪とはいったい何の治療なんですか?
人工爪のメリットは、爪の補強や、割れ、爪がはがれた際にすぐ元の爪の形状を再現できる点です。また、爪を伸ばすとすぐに食い込んでしまう方にも人工爪を作成することにより、ガイドの役割をもたせ、爪の伸長に伴う食い込み癖を治療できます(写真の例はこの目的で作成しています)。

Q;治療は痛くないですか?
A;ありません。硬化の際に若干熱くなることがあります。

Q;日常生活の制限はありませんか?
A;特にありません。足先の締め付けのきつい靴は避けてください。

Q;どのぐらいの期間矯正が必要ですか?
A;爪の欠け、剥離の場合は、自身の爪が伸びるに従い先端の人工爪を切っていきます。ですので、数か月は付けたままになります。ですが、特に邪魔にはなりません。

Q;副作用はありますか?
A;大きなものはありませんが、期間が長いと知らずに爪白癬になっている場合があります。怪しい場合は人工爪の作成前に検査します。合併している場合は治療を平行して行います。



★VHO矯正料金
初診料;3,000
再診料;なし
ワイヤー代+処置料;9,000/1指

〇当院自費診療初診の場合で、1趾行う場合
3,000(初診料)+9,000(ワイヤー代+処置料)=12,000円+税
(当院にてほかの自費診療を受けたことのある場合は初診料はかかりません)
〇ワイヤー付け替えの場合
9,000円+税 

★人工爪料金
初診料;3,000
再診料;なし
欠け修正 4,000/1指
全形成 7,000/1指
メンテナンス2,500 /1指

〇当院自費診療初診の場合で、全形成1趾行う場合(写真は全形成です)
3,000(初診料)+7,000(全形成)=10,000円+税
(当院にてほかの自費診療を受けたことのある場合は初診料はかかりません)




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まき爪のワイヤー治療(マチワイヤー)

当院では マチワイヤー矯正、VHO矯正、人工爪など、爪治療に関するほぼすべての治療を網羅しております。また、爪切り指導、自宅処置指導から、手術まで行っております。まき爪、陥入爪につきましては当院へご相談ください。


足の親指のまき爪です。
ここまで巻いてしまうと自然にはもどりません。
矯正してやる必要があります。

マチワイヤーでの矯正の経過です。
しっかりと広げてやると、爪が足からの力を受けとめるようになり、
矯正後に巻かなくなる場合も多いです。

★自費診療になります。

★QandA
Q;どんな爪でも矯正可能ですか?
A;爪の先端にワイヤーをいれて矯正する、という方法のため、先端が少し伸びていないと、ワイヤーが通せません。爪の短い方はVHO(3TO)矯正の方が適しています。
また、爪のもろい方は割れてしまう場合もあります。そのような場合は樹脂で
補強したり、穴をあける場所を工夫して対応します。
爪が極度に薄い方にはポドフィックスなどが適しています。

Q;治療は痛くないですか?
A;すでに伸びている爪に穴をあけ、矯正用ワイヤーを通しますので
痛みは全くありません。矯正が進むとワイヤーの両端が余ってきますので、
その時にチクチクとした痛みが出ることがあります。
ワイヤーの調整は無料ですのでいつでもお越しください。

Q;日常生活の制限はありませんか?
A;特にありません。足先の締め付けのきつい靴は避けてください。
Q;どのぐらいの期間矯正が必要ですか?
A;早ければ数日にて矯正されてきます。爪の厚み、湾曲の具合によりかなり期間は
異なります。

Q;矯正をやめると、また爪が巻いてくるのではないですか?
そのような方もいらっしゃいます。ですが、爪が開きますと、足の指から加わる力を
受け止める面積が増えますので、そのまま巻かずに落ち着いていくこともあります。
巻きやすい方は、巻き始めたときに矯正を行う、という治療方針になります。

★料金
初診料;3,000
再診料;なし
ワイヤー代(3~4回分)4,000
処置料;2,000/1指

〇当院自費診療初診の場合で、1趾行う場合
3,000(初診料)+4,000(ワイヤー代)+2,000(処置料)=9,000円+税
(当院にてほかの自費診療を受けたことのある場合は初診料はかかりません)
〇ワイヤー付け替えの場合
2,000円+税 (ワイヤーがなくなれば別途ワイヤー代)


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温故知新のコットン法

陥入爪治療の保存的治療にはさまざまな方法があります。

当院でも、ガター法、マチワイヤー、コレクティオ(VHOのライセンスも一応持っています)、熱形成、人工爪と、ほぼメジャーな治療は網羅しております。もちろん、これらの方法にはそれぞれ適した爪変形がありますので、診察の上、決定します。
(ご希望があっても、現状の爪に適していない治療はできませんのでご了承ください。)

さて、昔から行われている治療方法の一つに ”コットン法” があります。
ワイヤー矯正などに比べるとなんだか地味な治療と思われがちですが、現在でも非常に有効な治療法です。
先日の中部学会で、コットン法にひと手間加えた方法が発表されていました。この先生はアイデアマンで、ブログも面白く、発表も精力的に行っており、私の尊敬する先生の一人です(私の片思いですが)。当院にても方法は少し異なるのですがこのコットン法をまねさせていただいています。

では症例を見てみましょう。前回お見せした陥入爪よりも、一般的なタイプで、爪の切り方がマズくて陥入爪になったと思われる方です。
何をしたわけでもない、ただコットン法(+アルファ)を行っただけです。
半年間ぐちゅぐちゅしていたのが、一か月(正確には3週)で改善しました。
(週1.2回の通院が必要です。)
今後は爪の切り方に注意してもらえれば大丈夫と思います。

すぐにでも手術をやって欲しいと来院する方もおりますが、程度にもよりますが、1.2か月はこのコットン法を行うことをお勧めしています。

2014.12.1

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陥入爪 概論

まだ開院して間もない当院ですが、
陥入爪の患者さん、割合としては非常に多いです。

診察時に患者さんへお話するのは、

浸出液のでる肉芽や腫れあがった指に対して、漫然と軟膏を塗布しても、
抗生剤を飲んでもだめです。爪の食い込みを解除しない限りは治りません!。

という事なんです。

二次的に感染があれば抗生剤の内服をしますが、
大元を治さない限り繰り返し感染をおこします。

””食い込んでいるところに軟膏を塗り重ね、包帯できつくぐるぐる巻き、
ばい菌が入るといけないので洗浄せずに消毒のみ””

自己判断でこのような処置をしている方がみえましたら、
ぜんぶ悪化の原因になっている可能性がありますので、
すぐにお近くの皮膚科を受診してください。



さて、ご本人に許可いただけましたので、ここで治療の一例を紹介いたします。
画質悪いのはご容赦願います。4枚写真がありますが、4枚目は記事の最後にリンクがあります。
詳しい経緯はかけないのですが、一言でいうと、爪が欠けて慢性の陥入爪となってしまいました。

一枚目;親指の左側の爪が深く食い込み、ぐずぐずしています。指の先端がもり上がってきており、かなり長期にわたりこの状態であることがわかります。このままですと爪甲鈎弯症 (そうこうこうわんしょう) になっていくと思われます。

このような場合、食い込んでいる爪棘があれば除去して、テーピングで先端を引き下げ、ガター法(爪の側面にチューブを差し込み、陥入を緩和する方法)やコットンを詰めてなんとか爪が指先端に乗っかるように矯正していきます。この方は爪が短く丸まり奥深く入りこんでいるため、ガターはもちろん、とても詰め物ができる状態ではありませんでした。さてどうやって治療しましょうか。

二枚目;そこで、とにかく短く丸まった爪を広げるために、コレクティオによる矯正を行いました。これは、横にひっかけて矯正する方法ですので、先端に爪がなくてもできます。なんとか爪両側の引き上げに成功しました。少し浸出液が目立ちますが、広がった爪が、寄りかかってきていた周囲皮膚にぶつかるようになってしまったためと思います。どのみちこの皮膚には今後どいてもらわないといけませんので次の治療ステップに移ります。矯正の効果ですが、写真では爪の幅が広くなったのがわかると思います。指先端を引き下げるテーピングも併せて行っています。

三枚目;爪の左側、何とか広がり始めた爪に、指の先端をぐっとテーピングで引き下げながら、人工爪を作成しました。こうやって爪を足してあげて先端まで伸びたのと同じ状態にしてあげるわけです。人工爪をガイドにして自分の爪がしっかり伸びれば、もう食い込むことはないはずです。

四枚目;順調に伸びています。食い込みもなくなり、浸出液も出なくなりました。先端をトリミングしつつ、自分の爪に置き換わるのを待ちます。



勤務医時代には爪外来を担当して、特に陥入爪については多くの方の治療を経験してきましたが、よかれとおもった処置で自ら悪化させてしまう方も多いように思います。

当院では、一般的な保存治療はすべてできるようにしています。また、新しい手法も随時取り入れて治療にあたっております。いろいろ手を尽くしても腫れや肉芽が著しい場合は手術を行いますが、まずは、できる限り自身の爪を残す方法で治療していきます。
もし陥入爪でお困りでしたら気軽に相談してくださいね。

2014.11.12

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記事カテゴリー:まき爪・陥入爪

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