ルビーフラクショナル
Q-SW ルビーレーザー 
ルビーフラクショナルは、Qスイッチルビーレーザー(波長694nm)をフラクショナル状(ドット状)に照射する治療法で、ダウンタイムを抑えつつ、広範囲のシミやそばかす、ADMを自然に薄くしていく治療です。
- こんな方にお勧め
✔全顔に散らばった小さなしみ、そばかす、くすみが気になる方
✔IPL(フォトフェイシャル)やピコトーニングで効果か不十分だった方
✔Qスイッチレーザーおよびピコレーザーのスポット照射でのカサブタ形成や炎症後の色素沈着を避けたい方
- ルビーフラクショナルの特徴
1. ダウンタイムが少ない
従来のQスイッチルビーレーザーでは、照射後にかさぶたができたり、テープ保護が必要でしたが、ルビーフラクショナルはドット状に照射することで皮膚へのダメージを軽減。照射後の赤みは通常数時間~1日程度で落ち着き、テープ不要で翌日からメイクが可能なケースが多いです。
2. 広範囲に照射が可能
点状に照射するため、全顔のシミやくすみ、そばかす、ADMなど、広範囲の色素トラブルに対応できます。一度の施術で広範囲の複数の小さなシミを徐々に薄くする効果が期待できます。
3. 色素沈着リスクの低減
フラクショナル照射により熱ダメージが分散されるため、従来のスポット照射に比べて炎症後色素沈着(PIH)のリスクが低いです。
4. リジュビネーション効果
照射時の熱が肌のコラーゲン生成を促し、ハリやツヤの向上(リジュビネーション効果)も期待できます。(より強いリジュビネーション効果を得たい場合はピコフラクショナル)
5. 複数回の施術が必要
一度の照射で劇的な効果を出すというより、段階的に色素病変を改善する治療です。通常、3~6回程度(1~3ヶ月の間隔)、回数を重ねることで自然にシミが薄くなっていきます。
- ルビーフラクショナルが適さないケース、副作用、承認の有無
1.濃くて大きなシミには不向き
大きな単一のシミには、ピコスポットや通常のQスイッチルビーレーザーの方が効果的です。
2.肝斑が顕著な方
ルビーフラクショナルは肌質により肝斑を悪化させるリスクがあるため、トーニングや他の低刺激な治療を優先して検討する必要があります。
3.副作用;照射時のチクチクとした痛み、赤みの遷延、炎症後色素沈着、肝斑の悪化、細かなかさぶた形成、まれに水疱形成、やけどなど
4.医療機器承認の有無;ルビーレーザーのスポット照射は医療機器として厚生労働省の承認を受けておりますが(承認番号:22800BZI00012000)、フラクショナル照射については未承認となります(国内代理店を介して輸入)。
- 院長コメント
フォトフェイシャルの良い点は、しみ、くすみ、ハリ、毛穴や赤み等へ、まんべんなくマイルドに効果がある所ですが、どうしても淡い色素斑への効果は頭打ちになりがちです。
その場合にルビーやピコレーザーのスポット照射を検討していただくのですが、かさぶた形成や炎症後色素沈着がネックとなり、治療に踏み切れない方が思いのほかたくさんいらっしゃいます。その間を埋める施術として、ルビーフラクショナルは良い選択となるかと思います。
フォトフェイシャルを定期的にされている方でも、少し残存したしみが気になる方は、時々ルビーフラクショナルを挟んでいただくのもよいかと思います。
同じフラクショナルの名が付く”ピコフラクショナル”との住み分けとしては、もちろんピコもしみへの効果はありますが、より高いリジュビネーション効果やニキビ痕改善を期待する場合は”ピコフラクショナル”、しみへの効果を期待するなら”ルビーフラクショナル”という選択が良いかと思います。

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