保険診療で使う医療機器
保険診察で使用する医療機器を紹介します
皮膚科というと昔は顕微鏡しかないクリニックも多かったですが、現在は診療内容が多様化しており、レーザーをはじめ、様々な機器が日常外来に用いられるようになりました。ここでは当院で使用している機器を紹介します。
- ダーモスコープ
皮膚科の聴診器とも言える機器です。ほくろ、イボその他できものの確認、診断に使用します。ドイツ、ハイネ社製
- 顕微鏡
真菌検査、巨細胞の確認、病理標本を見るのに使用します。皮膚科であれば必ず置いてありますね。LED光源となり、視野も非常に明るくなりました。
- 皮膚エコー
皮膚科でもエコーは必須機器になりつつあります。できものの状態を詳しく見るために使用します。皮膚の観察には表在用の高精細プローブを使用するのですが、当院ではGE社製の皮膚エコーで11、18、22Mhzの3種のプローブを使用しています。22Mhzプローブがないと小さなできものは全く見えません。
目的によりプローブが全く異なりますので、当院の表在エコーで内臓は見れませんし、内科のエコーで皮膚の細かい部分は見えません。
- ナローバンド
紫外線治療機器です。対象の範囲が広い場合に使用。当院ではアトピー性皮膚炎、乾癬の方を中心に使用しています。詳しくはナローバンドのページをご覧ください。
- エキシマ
紫外線治療機器です。対象の範囲が狭く、症状が強い部分に使用。白斑や円形脱毛症、乾癬の方に主に使用しています。詳しくはエキシマのページをご覧ください。
- イオントフォレーシス
手足の多汗症に使用します。詳しくは多汗症のページをご覧ください。
- 赤外線治療器
簡易的なIPLのような機器です。ニキビ等の赤み病変の改善目的に行います
- バイポーラー
手術の際の止血に用います。手術を行うには必須の設備です。
- ダイレーザー
赤い病変を治療するためのレーザーです。当院ではキャンデラのVbeam2を採用しています。保険では単純性血管腫、イチゴ状血管腫、毛細血管拡張症に使用します。
他、自費診療になりますが、老人性血管腫、ケロイド、イボなどにも有効です。
- Qスイッチルビーレーザー
茶あざ、青あざの治療に用います。扁平母斑(茶あざ)、太田母斑(顔の青あざ)、異所性蒙古斑(お尻以外の蒙古斑)、外傷性刺青(けがや鉛筆の芯が刺さった青い痕など)が保険の対象です。
老人性色素班など美容診療にも使用します。MMアンドニーク社製。
- Qスイッチヤグレーザー
太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性刺青などが保険の対象です。特に外傷性刺青に用います。
肝斑、タトゥー除去、老人性色素班などの美容診療にも使用します。
- ピコレーザー(ピコウェイ)
太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性刺青などが保険の対象です。ルビーレーザーでも効果は高いのですが、ピコレーザーですと色素脱失のリスクをかなり減らすことができますので、現在はこちらをメインに使用しております。
肝斑、タトゥー除去、老人性色素班などの美容診療にも使用します。
特にタトゥー治療では、もう一台のピコレーザー(ピコシュア)との二台体制で、カラータトゥーのいろいろな色に対して適した波長を、全てピコで照射できるようになりました。
- 診療時間と異なりますのでご注意ください。
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